社会で生き抜くための力を培って欲しい

Ace受験アカデミー代表　加藤大輝

勉強、そして受験勉強というワードを聞いて何を思い浮かべるでしょうか。多くの方が「大変で、辛いもの。」という印象をお持ちではないかと思います。そして、私自身もその通りであると考えております。中には「勉強は楽しいもので、受験生のときは良い思い出だった。」という方も居るかもしれませんが、多くの方はそうではないと考えています。私自身もそのうちの一人です。二度と経験したくないとさえ思っております。ただ、その反面「本気で受験勉強をして良かった。」と常々感じております。受験勉強自体は高校受験、大学受験をするための１つの手段に過ぎませんが、その過程で学ぶことは、社会に出た今でも土台となっております。「困難に直面したときに目を背けたくなる気持ちを律して、どのように立ち向かっていくのか」、「叶えたい目標をどのように見つけ、そこまでどのように歩むべきなのか」など、受験勉強をしている際には気が付けなかったことに日々気がつかされる毎日です。「何のために勉強するんですか？」この質問を何度受けたことでしょうか。その度に私は以下のように答えております。「多くの人は天才や鬼才ではなく凡人です。その凡人が天才たちと一緒の社会で生き抜くために必要な武器である努力をすること、楽な方に流されない忍耐力を身につけるための最高の手段が勉強です。」と。中高生に限らず、努力が結果に出なかった時の精神的なショックや、辛いことに自らの意思で向き合うことは非常に苦しいものです。ですが、これは何かに挑戦するためには必ず伴う痛みです。その痛みを中高生のみなさんが、一人で抱え込むずに済むようにすることが本来の学習塾の役目であると考えております。大学生になったときに、社会に出て困難に直面したときに、「あのときあれだけ頑張れたんだから、負けてたまるか。」という気持ちを持って、皆さんが社会でご活躍できるようになるほんの些細なきっかけになればと願ってやみません。